令和7年度 ニュース

国際通りでの観光教育

本校は環境庁の観光教育モデル実践校になっており、4年生と5年生が実践を行っています。
5年生が国際通りに出て、沖縄の魅力について観光客に直接聞き取り調査を行いました。

事前の英語の授業では、海外からの観光客へのインタビューも想定して会話の練習をし、英語の先生を相手にしてのシミュレーションを行って、気をつけるべき点や工夫できるところについて意見を出して話し合いました。


調査は沖縄の魅力について、歴史、イベント、文化、食べ物、自然、買い物の6つのカテゴリーの中から選んでもらい、下のようなボードにシールを貼ってもらって話しを聞くという方法にしました。
シールの色は、国内の方をピンク、外国の方を水色として、シールに都道府県名や国名を書きました。


国際通りのパレットくもじ前のスクランブル交差点から消防署通りの間を、およそ50m間隔で4人グループが立ち、通りがかった観光客の方々に聞き取りを行いました。


最初は緊張していた児童も、観光客の好意的な対応に安心して、多くの人に声をかけることができました。


途中大雨が降り、道行く観光客の姿が減りましたが、児童はお店の中で雨宿りする人々にも話しを聞いていました。


外国人にも積極的に英語で声をかけ、沖縄の名所や特産品の名前を聞き出していました。
“Excuse me?”
”We are elementary school students in Naha.”
”What do you want to enjoy in Okinawa?”

各グループには保護者の方々にもついてもらいましたが、
「子ども達がだんだん積極的になっていた」
「役割分担しながらがんばっていた」
「言葉が違っても温かく答えてもらえていた」
といった感想をいただきました。

1時間の調査を終えて帰校し、学年全体で今回の調査を振り返りました。多いグループは40人近い人々から話しを聞くことができました。


児童からは、得られた調査結果はもとより、多くの人と会話できたことや英語が通じたこと、観光客に優しくしてもらえたこと、沖縄のよさを評価してもらえたことも大きな収穫となりました。

今後の学習では調査結果をまとめて分析し、次の活動につなげていきます。