日々のたより

【令和8年3月10日(火)】★卒業式を終えて

 あたたかな春の日差しが校庭を包み、裏門の桜も卒業生を祝福し終えたかのように、穏やかに揺れています。卒業式から3日が経ち、火曜日を迎えた校内は、3年生の教室がガランとしています。つい数日前まで、そこには受検に向かう緊張感や、オリジナルソングを練習する歌声、そして仲間と笑い合う光景がありました。ひと学年がいないだけで、これほどまでに校内が静まり返るものかと、改めて彼らの存在の大きさを実感し、少しばかり寂しさが込み上げてきます。
 しかし、誰もいない教室に足を踏み入れると、そこには「立つ鳥あとを濁さず」の精神で、卒業生たちが感謝を込めてピカピカに磨き上げてくれた床やあります。彼らは確かに、安岡中学校に素晴らしい伝統という「心の贈り物」を残してくれたのだと、胸が熱くなります。
 先日の卒業式では、多くの関係者の皆様のご協力とお力添えをいただき、第73期生らしい、自分らしさが溢れる最高の門出となりました。この場を借りて、深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 寂しさを抱えつつも、学校はすでに次の一歩を踏み出しています。今年度も残すところ1週間余り。現在は、3年生からバトンを受け取った1・2年生とともに、まとめの時期を過ごしています。彼らが4月から「最高学年」「中堅学年」として、どのような色で安岡中の新しい歴史を描いてくれるのか、その準備に思いを巡らせているところです。1・2年生のみなさん、先輩たちが磨いてくれたこの学び舎で、やり残しのないよう一日一日を大切にしていきましょう。今後とも、本校の教育活動への変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。