日々のたより

【令和8年3月2日(月)】★歌い継がれる僕らの物語(オリジナルソング「3月7日」に込めた想い)

いよいよ3月に入りました。明後日からは高校入試という大きな試練に挑む3年生。今、校内は静かな緊張感と、彼らを応援する温かい空気に包まれています。
 先日の記事でもご紹介した、卒業生が歌うオリジナルソング『3月7日~feat.73期生~』の歌詞全文を紹介いたします。この曲は、単なる合唱曲ではなく、73期生が過ごした「成長の3年間」そのものです。

 

 令和7年度安岡中学校卒業式 卒業生合唱曲(オリジナルソング)
    『3月7日~feat.73期生~』

 春の風が吹く あの日 新たな一歩を 踏み出した
 初めて会う君とはマスク越しで 君はどんな顔をしているのかな

 知らない世界が怖くて 立ち止まる あふれる涙の理由を隠して
 見上げた夏空は青く澄み渡っていた

 思い描いていたよりずっと 見上げた空はまぶしくて
 痛みの先にある景色を きっと僕らは探してる
 明日を待つこの学び舎で

 陽を浴びて揺れる カーテン 温かな光が 差し込んだ
 放課後に薫る秋風に 「また明日ね」と手を振った

 君と過ごす何気ない毎日は 時計の進みがやけに速くて
 嫌いな冬がずっと続くことを願った

 思い描いていたよりずっと この瞬間が大切で
 ノートに書いた落書きも 廊下に響く足音さえも

 思い描いていたよりずっと この世界は優しくて
 大人になれない僕だけど 正解なんていらなかった
 ただ君といられたらそれだけで

 あの日巡り逢った春風の下で
 いつか また会おう
 ずっと忘れないよ 笑って語り合った日々
 雨上がりの空に映る虹を目指して 歩き出す
 永遠のその先へ


 歌詞の中にある「初めて会う君とはマスク越しで」という言葉。彼らの入学当初、素顔も分からないまま始まった不安な日々が鮮明に蘇ります。行事の制限や、当たり前が当たり前でなかった日々。しかし、その「痛み」を経験したからこそ、彼らは「ノートの落書き」や「廊下の足音」といった何気ない日常の尊さに気づくことができました。
 今年の卒業式テーマ『正解なんてなくっていい。自分らしく歩き出す 永遠のその先へー』は、この歌詞の終盤にある一節から生まれました。「正解」を求めるのではなく、仲間と過ごした時間の中に自分なりの価値を見出し、胸を張って次のステージへ進んでいく。そんな73期生らしい力強さが、この一曲に凝縮されています。3月7日、この歌声が体育館に響き渡る時、彼らはどのような表情で「新たな一歩」を踏み出すのでしょうか。入試を乗り越え、ひと回りたくましくなった卒業生たちの姿を、安岡中学校全員で見守りたいと思います。(写真はそれぞれの学年からのメッセージ掲示を作成している様子)