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「平成29年度 学力向上に係る研修会」を行いました。今回は講師として、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官 安部恭子氏をお招きして御講話をいただきました。演題は「学びに向かう土台を築く学級づくり」で、新指導要領の解説も交え、学力向上のためには、その土台となる学級づくりの大切さ、「特別活動」の大切さを説明していただきました。また、全国の実践事例もたくさん紹介していただき、参加した先生方からは「子どもと共にこのクラスで良かったという一年を作りたい」「時期改訂に向けての方向性を学ぶことができた」「もっと多くの先生方に聞いてもらいたい」などの多くの感想がありました。
第2回教職5年経験者研修では、課題研究の進め方について講義及び演習を行いました。昨年度の研修員である川上真紀教諭(鏡原中)の実践発表「道徳の時間における道徳的価値の自覚を深める指導の工夫 ~道徳ノートの活用を通して~」では、研究の整合性や検証の大切さについて学びました。研修後半は「課題研究テーマ検討会」行われ、学校教育課や教育相談課の指導主事にも参加いただき、研修者1人1人のテーマ設定、仮説、研究のみとり方法等について検討しました。
8月16日に中学校数学科授業実践講座を開催しました。講座前半では、「授業づくり」について鏡原中学校の座安美奈子教諭と学校教育課の金城豪樹指導主事に講義をしていただきました。また、「マイノートを活用した授業づくり」について、金城中学校の島袋愛海教諭に話しをしていただきました。後半は、各学年に分かれ、9月以降の授業について授業プランシートを活用して授業づくりを行いました。その後、全体で共有しました。
受講された先生方からは、「授業プランシートの何項目かを重点において、授業を作っていきたい」「マイノートを作成し、授業の様子をデジカメで記録し残せるととてもよいと思った」等の感想がありました。
国語科の先生を対象に「言語活動の中核をなす国語教師としての意識を高め、今後の授業の工夫・改善に生かすこと」を趣旨に、中学校国語授業実践講座を開催しました。新学習指導要領の告示を受け、「主体的・対話的で深い学びを重視した国語科の授業」について、琉球大学教育学部の武藤清吾教授を講師に迎え講話をいただきました。後半の演習では「各学年の系統性を重視した授業づくり」を行いました。参加者の中には小学校の先生も受講しており講師の武藤先生からも小中一貫教育を推進している那覇市の熱意ある先生方ばかりで、これからの国語教育にますます期待したいと激励の言葉もいただきました。
琉球大学教育学部附属教育実践総合センターの上江洲朝男先生を招聘して、小学校国語授業実践講座を開催しました。講座前半の6学年教材「きつねの窓」の教材解釈では、上江洲先生の朗読に引き込まれ、改めて音読指導の大切さを学びました。後半は、9月以降の物語文単元について、各学年に分かれ、単元づくり・授業づくりを行いました。「指導事項」「言語活動」「単元名の設定」「学習の流れ」等を各グループで話し合い、その後、同学年同士のグループで共有しました。受講された先生方からは、「教材研究の仕方が示され、何を大事に授業づくりをすれば良いかが分かった」「授業を作っていく面白さを改めて知った」「もっと、上江洲先生の話を聞きたかった」等の感想がありました。