日々のたより

令和7年度 日々のたより

【令和8年3月12日(木)】★「納得」と「次への意欲」をつなぐ教科面談

 いよいよ来週の木曜日、修了式・離任式を執り行います。年度末の節目を控え、生徒たちが心待ちに(あるいはドキドキしながら)している「通知表」をお渡しする日が近づいてきました。通知表には、学級活動や読書活動など、この1年間の生徒一人ひとりの頑張りが凝縮されています。その大切な柱の一つが「学習の評価」です。本校では、学期ごと(定期テスト終了時含む)に「教科面談」を実施しています。これは単に点数を伝える場ではありません。現時点での成果や頑張りの価値づけや今後さらに伸ばしてほしい点や改善すべき点を伝えています。「評価」には、そこに至るまでの生徒たちの試行錯誤、努力の軌跡が詰まっています。
 面談では、担当教員がデータや資料(ICT端末の活用等)を提示しながら、一人ひとりの強みや課題をフィードバックします。「なぜこの評価なのか」を知ることは、自分を客観的に見つめる一歩です。生徒の皆さん、先生方との対話から得た「頑張り方のヒント」をもとにして、新しい学年へのスタートダッシュに繋げていきましょう!

【令和8年3月11日(水)】★境界線のない社会へ(今年の最後の人権の日放送)

本校では、生徒と職員が共に人権への意識を高める機会として、毎月「人権の日」を設けて取り組んでいます。本日、今年度最後となる3月の人権放送を行いました。今月の目標は「自他の人権の大切さや明るい未来について考えよう」です。
 今回の放送では、第38回全国中学生人権作文コンテストの作品『境界線のない社会へ』を紹介しました。この作品には、従業員の多くが知的障害者であるチョーク工場の社長が語った、「人間の幸せは、人に褒められ、役に立ち、人から必要とされることにある」という言葉に感銘を受けた筆者の実体験が綴られています。筆者はこの言葉をきっかけに、同じ学級の仲間に自分から積極的に声をかけ、共に活動する中で、人が「必要とされている」と実感した時に見せる生き生きとした輝きや、障害の有無に関わらず互いを尊重し合う大切さを伝えています。
 放送を聞いた生徒たちは、作文に込められたメッセージを真剣に受け止め、誰かに必要とされることがどれほど大きな力になるかを改めて感じ取った様子でした。こうした「お互いを必要とし、大切に思う心」は、これから新しい学年や新しい世界へと羽ばたいていく生徒たちにとって、明るい未来を築くための確かな土台となるはずです。
 また、本校では生徒たちが抱える悩みや困りごとを早期に発見し、安心して学校生活を送れるよう、毎月、学校生活に関するアンケートを実施しております。今月は3月13日(金)に実施を予定しており、生徒一人ひとりの声に最後まで丁寧に寄り添ってまいります。
 今年度の「人権の日」の取り組みは、今回で締めくくりとなります。「言葉」の重みを知り、「偏見」に向き合い、他者に「寄り添う心」を育んできたこの1年間。安岡中学校が、誰にとっても「自分が必要とされている」と実感できる温かい場所であり続けられるよう、次年度も全校を挙げて取り組んでまいります。

【令和8年3月10日(火)】★卒業式を終えて

 あたたかな春の日差しが校庭を包み、裏門の桜も卒業生を祝福し終えたかのように、穏やかに揺れています。卒業式から3日が経ち、火曜日を迎えた校内は、3年生の教室がガランとしています。つい数日前まで、そこには受検に向かう緊張感や、オリジナルソングを練習する歌声、そして仲間と笑い合う光景がありました。ひと学年がいないだけで、これほどまでに校内が静まり返るものかと、改めて彼らの存在の大きさを実感し、少しばかり寂しさが込み上げてきます。
 しかし、誰もいない教室に足を踏み入れると、そこには「立つ鳥あとを濁さず」の精神で、卒業生たちが感謝を込めてピカピカに磨き上げてくれた床やあります。彼らは確かに、安岡中学校に素晴らしい伝統という「心の贈り物」を残してくれたのだと、胸が熱くなります。
 先日の卒業式では、多くの関係者の皆様のご協力とお力添えをいただき、第73期生らしい、自分らしさが溢れる最高の門出となりました。この場を借りて、深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 寂しさを抱えつつも、学校はすでに次の一歩を踏み出しています。今年度も残すところ1週間余り。現在は、3年生からバトンを受け取った1・2年生とともに、まとめの時期を過ごしています。彼らが4月から「最高学年」「中堅学年」として、どのような色で安岡中の新しい歴史を描いてくれるのか、その準備に思いを巡らせているところです。1・2年生のみなさん、先輩たちが磨いてくれたこの学び舎で、やり残しのないよう一日一日を大切にしていきましょう。今後とも、本校の教育活動への変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

【令和8年3月7日(土)】★ご卒業おめでとうございます(第73回卒業式を挙行いたしました)

 春の柔らかな光が差し込む良き日、多くの保護者・来賓の皆様に見守られ、安岡中学校第73回卒業式を挙行いたしました。吹奏楽部が奏でる華やかな演奏に導かれ、体育館に足を踏み入れた卒業生たちの表情は、昨日までの受検の緊張から解き放たれ、どこか晴れやかで、そして義務教育を終える凛とした強さに満ちていました。
 今年の卒業式のテーマは『正解なんてなくっていい。自分らしく歩き出す 永遠のその先へ―』
卒業証書を一人ひとりに手渡す際、しっかりと目を見て受け取るその手には、3年間で積み上げてきた自信が宿っているように感じました。
 在校生からの送辞では、先輩たちが「One for all, All for one」の精神で築き上げた熱い伝統への感謝が語られ、それに応える卒業生の答辞では、入学当初の戸惑いから、仲間と手を取り合い「今日が楽しく、明日が待たれる安岡中」を創り上げてきた誇りが、力強い言葉で綴られました。
 式のフィナーレを飾ったのは、卒業生による合唱、オリジナルソング『3月7日~feat.73期生~』です。

「初めて会う君とはマスク越しで 君はどんな顔をしているのかな」

 歌詞にある通り、彼らの歩みは、互いの素顔さえ分からない不安な日々から始まりました。しかし、行事の制限や困難があったからこそ、彼らは「廊下に響く足音」や「何気ない日常」の尊さに気づき、自分たちだけの輝かしい物語を紡いできました。
 体育館に響き渡ったその歌声は、これまでの「痛み」を「希望」へと変える、73期生にしか出せない唯一無二のハーモニーでした。参列した多くの方々が目元を拭い、会場全体が温かな感動に包まれた瞬間は、まさに彼らの集大成といえるものでした。卒業アルバムのムービーでは入学当初からの様子や先生方へのメッセージ、そしてお世話になった先生方からの心温まる言葉が寄せられていました。
 第73期生のみなさん。みなさんが「学び舎への恩返し」として磨き上げてくれたピカピカの教室は、今日から少し寂しくなりますが、皆さんが安岡中で育んだ「目に見えない大切な心」は、これからの人生を支える大きな糧となるはずです。「正解」を求めるのではなく、自分たちで信じた道を、自分らしく歩んでいってください。安岡中学校でのすべての出会いと経験を翼に変えて、永遠のその先へ。
 第73期生のみなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。教職員一同、みなさんの歩む道を、これからもずっと応援しています。

【令和8年3月6日(金)】★いよいよ明日、旅立ちの時。(卒業式リハーサルを行いました)

 高校入試という大きな壁を乗り越え、今朝登校してきた3年生の表情には、どこか安堵したようなやわらぎが感じられました。本日は明日の卒業式に向けたリハーサルを行いましたが、午前中の練習では、入退場や証書授与の所作、そして合唱の一つひとつを丁寧に確認し、義務教育の締めくくりにふさわしい自覚がひしひしと伝わってきました。
 教室で囲む「義務教育最後の給食」を味わったあと、午後の全体リハーサルに臨みました。入場シーンでは少し緊張した面持ちも見られましたが、午前中の練習を活かし、一人ひとりが非常に立派な態度で取り組んでいました。また、在校生が心を込めて準備してくれた会場は、明日の門出にふさわしい厳かな雰囲気に包まれています。進行を担う生徒会総務、放送委員会の司会、そして吹奏楽部の素晴らしい演奏など、全校体制での準備に抜かりはありません。
 3年生の生徒玄関にあるミニ黒板には、生徒会担当が毎日3年生へのエールを綴ってくれていましたが、いよいよ本日が最終日となりました。そこに書かれていたのは「頑張った自分をほけてあげよう」という言葉。明日の卒業式が、これまで支えてくださった多くの方々へ、生徒たちの頑張った軌跡と真っすぐな感謝の気持ちを届ける最高の場となることを願っています。3年生のみなさん、明日はよろしくお願いします。